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Channel: 最強母乳外来・フェニックス
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同じ部位にしこりを繰り返し、児が飲んでくれない。(8ヶ月)

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<ご相談内容>
はじまして。
8ヶ月の娘を母乳で育てている母親です。
1ヶ月半ほどから突然右おっぱいにしこりを繰り返すようになり、途方にくれています。
しこりができる箇所はいつも同じで、上側に広くゴリゴリしています。
少し前にそれまでの助産師さんとは別の助産師さんにマッサージをしてもらい、その後1週間ちょっとはフワフワおっぱいを維持できていましたが、また昨日からしこりができ、やっとなくなったように見えていた白斑も再発しています。
乳輪部分を必死でマッサージしても、にじむほどしか出てこず、何度やってみても娘もほとんど吸ってくれません。
このブログを拝見し、食事にはこれ以上ないほど気をつかい、肩や脚を冷やさないようにし、水分も十分取り、湿布をし、牛蒡子を煮だして飲み、葛根湯を飲み、白斑にラップパックをし、抱き方を変え、思い付くことは全てやっているつもりです。
まだ何かできることがあるのか、体質だと割りきるしかないのか、何かアドバイスをいただけるとありがたいのですが…
正直、心が折れそうです。
助けて下さい。
よろしくお願いいたします。
<SOLANINの回答>
ううむ。
直接診させていただいたわけでもないし、触らせていただいたわけでもない者が症状だけを伺って、そこから回答することは、本来避けるべきことですし、とても難しいことです。
確かに体質というか腺(乳管)が細くて詰まり易い方はいらっしゃいますが、相談者さんは6ヶ月半ばまでは、無事に過ごされていたのでしょう?
そもそもの最初のトラブルに至るきっかけは何だったのでしょう?
何も思い当たるフシはありませんか?
まずはそこを改善したらいいのではないでしょうか?

出来る限りの対処法はなさってはいるようですが、最初のトラブルの直前以降、お嬢ちゃんの乳首の咥え方が浅く引っ張った飲み方になっていませんか?
乳首を歪めたり潰したりした飲み方になっていませんか?
トラぶっている方をどうしても吸ってくれないのであれば、敢えて半日から1日、患側のみ過剰な乳房緊満を来さないように気をつけながら、搾乳とじゃがいも湿布で凌いでは如何ですか?

あとは、もう1回、乳房ケアを受けられた方が良いと思います。
出来れば背部マッサージをしてもらえたら、リラクゼーション効果で身体が緩み、乳口炎部位が開通し易くなるかもしれませんね。
その時、診ている助産師が一番分かると思うので、「何をどうすれば?」を聞いて下さいね。


具合が悪いと哺乳ストライキをするの?(4ヶ月)

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<ご相談内容>
はじめまして。
2歳2ヶ月と4ヶ月になる子どものママです。
今朝から、下の男の子におっぱいを飲ませようとすとるとものすごく拒絶します。
今日の早朝までは問題なく飲んでいたのですが、よく考えるといつも朝はうんちもりもりなのに、今日はおしっこしかしていませんでした。
お腹はすいているようだったので何度か試したあと仕方なく搾乳したおっぱいを飲ませたところぐいぐい80ml飲んでしまいました。
すかさずおっぱいをくわえさせたのですが、やはりギャン泣きで飲みません。
寝ぼけたところにあげてみるとのんだのですが、多めに吐いてしまいました。
具合が悪いのは悪いようなのですが、よくなれば飲んでくれるのでしょうか?
上のお姉ちゃんも8ヶ月でおっぱいストライキをして、搾乳したものをコップで飲ませながら飲んでくれるのを待っていたのですが結局4日待ってもダメで、福岡のゴッドハンドと呼ばれる有名な母乳外来に行ったところ、おっぱいがおいしくないと怒られ油と肉を食べないよう厳しく言われて、お母さんがなめられているからだと言う事で、おっぱいを無理やりくわえさせて一時間、お互い泣き続けてやっと飲んでくれるようになりました。
またあそこに行くのは絶対嫌なので、家で同じように無理にくわえさせてねばってみたほうがいいのか悩み中です。
まわりにおっぱいストライキの経験がある人がおらず、みんなおっぱいは喜んで飲むのになぜ私だけととても辛いです。
どうしたらいいでしょうか?
知恵をお貸し頂ければ幸いです。
<SOLANINの回答>
ううむ。
ちょっと分からないのですが、相談者さんは完母なのですよね?
であるのに、哺乳瓶使っていらっしゃるのですか?
文面から察するに、上の子さんは保育園には通園されていないようですが・・・
普段から搾乳を哺乳瓶で飲ませることが、しばしばあったということですか?
(それは何のために?)

直母の完母で4ヶ月児の口に、何の予告もなくいきなり哺乳瓶突っ込んだら、断固拒否のリアクションをすることが殆どですが、80mlもゴクゴク哺乳したということは、日常的に使っていらっしゃったんですよね?
体調不良でしんどい時は、瓶哺乳の方が圧倒的にラクですから、そちらを選びたがることは充分想定されますよ。
瓶哺乳の最中は、お坊ちゃんの目を見ながら「しんどいのが治ったら、ママのおっぱいを直接飲んでみようね!」と呪文のように語り掛けてください。
体調によるものであれば、回復とともに、直母を求めるようになりますよ。
経過としては、早ければ2~3日で終わるかもしれないですが、1週間くらいはかかることもありますよ。

話変わって福岡のゴッドハンドの助産師とは・・・?
何人か顔と名前が思い浮かばなくはないですが、お姉ちゃんの哺乳ストライキの時、強烈な対応を受けたのですね。
そんなことされたら、二度と行きたくないですよね。
「お母さんがお子さんから舐められているから哺乳ストライキする!」という理由は、私の理解を超えていますが、その助産師のアドバイスが全て的外れとも言えないです。
例えばかつてお姉ちゃんが8か月の頃哺乳ストライキをされたのは何故だったのでしょう?
(2歳2ヶ月ならそこそこお喋りできるでしょうから、そのあたりの事情聴取はお済ですよね?)
もしも主な原因がおっぱいの味の変化によるものだったとしたら、相談者さんはそのあたりは対応済なんですよね?
普段からちょくちょくおっぱいのテイスティングをされていて、特に変わりなかったのですよね?

今回の哺乳ストライキの原因が体調不良や味の変化によるものではなかったとしたら、考えられるのはいったい何なのでしょう?
もしかしたらお坊ちゃん、おっぱい飲んでいる最中に、余程嫌なことがあったのかもしれません。
であれば、いつもより沢山スキンシップして安心させてあげてくださいね。
お坊ちゃんの気持ちが宥められたら、直母可能に戻れる筈ですよ。
それまでは、不本意でしょうがお坊ちゃんに譲歩されて搾母を瓶哺乳であげてください。
これまで築いてきた母と子の関係性を信じて、乗り越えていきましょうね。
蔭ながら応援していますよ。

このような状態で直母の意味があるのか?

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<ご相談内容>
初めまして。
38w1d、3252グラムで誕生した第2子(次男)のことで相談です。
本日生後5日目、ダウン症で、合併症の房室中隔欠損のため出生直後から小児循環器科新生児心臓治療室(NICCU)に入院しています。
授乳は1日8回、私が産婦人科に入院中も退院後も直母ができるのはうち1回、その他は搾乳またはミルクを哺乳瓶で飲ませることになると説明を受けています。
哺乳瓶は母乳相談室ではなくピジョンなどのいわゆる普通のタイプがいろいろ使われているようです。
0日目から搾乳を始め、1日8回程度、1回に60ml前後搾れるようになってきました。
長男は完母でしたし(小1の今も実はまだ寝る前にくわえています)、次男も最終的にはそうしたいと希望しています。
幸い次男の体調も落ち着いており、4日目の昨日は1回に40ml飲んでいました。

相談は直母のことです。
1日目から直母の練習をしていますが、どんどん吸い付けなくなる感じです。NICCUの看護師が一応指導する形になっているものの最初にちらっと見てじゃあまた後で来るねと放置、飲む量の制限があるため前後に体重をしっかり測るばかりでアドバイスはありません。
直母量はほぼゼロです。
哺乳瓶メインなのに意味があるのかな、混乱するばかりでは?とつい思ってしまいます。
次男と密接に触れ合える貴重なチャンスなので楽しみな時間なのですが、練習という面では不毛さがぬぐえません。
入院は1ヶ月半程度続く予定です。この時間どんな心持ちで臨めばいいのか、どのように活用していけばいいのかアドバイスをお願いいたしします。
<SOLANINの回答>
次男くんのお誕生おめでとうございます。
心臓の病気があると、状況によっては水分量(哺乳量)が指示されることがありますし、利尿剤を服用させることもありますね。
色々ご心配あると思います。

分泌の維持のためには「1にも2にも搾乳頑張ろうオー!」なんですが、相談者さんの次男くんは、現段階では、栄養摂取として瓶哺乳メイン(≒直母はトライしてもゼロレベル)なのに、直母を《練習》させる意義に疑問をお持ちなのですね。
NICUの看護スタッフは、まずは主治医からの指示を履行しつつ、お母さんとの《触れ合い》の時間を設けさせてあげようという配慮、つまり《練習》という名目で、実質的には《触れ合い》してみましょう的なスタンスではないかと推察します。
これは専門用語でいうところの「非栄養的吸啜」という範疇になります。
頑張って吸わせても量にならないと徒労感が増しますし、《練習》なのに量の確認だけで肝心の直母がチラ見程度では何のために?と思っちゃいますよね?

ただ、今は貴重な《触れ合い》の時間なのだと割り切ってもいいのではないでしょうか?
「非栄養的吸啜」を無意味なことと馬鹿にしちゃあいけませんよ!
次男くんの消化液の分泌や腸蠕動を高めますし、普段お母さんと離れ離れの次男くんの情緒を安定させる働きがあるのですよ♪
そうそう、相談者さんのの射乳反射を呼び起こしてくれる効果もあります♪

勿論、手術の絡みも有りますし、心臓の病状さえ回復されたら、体力的にも今以上に頑張れるようになられますから、「お母さんのおっぱいはこれなんだよ。」「今はしんどいから哺乳瓶だけど、元気になったらしっかり咥えて飲めるようになろうね。」と、前向きに声掛けしてあげてください。

 

今は体力的なこともありますから、哺乳瓶は「母○相○室®」ではなくても致し方ないです。
恐らく今の次男くんはピジョンの普及モデルで、指示量が15~20分程度で飲み切れる段階ですよね?
近い将来、次男くんが手術やお薬の治療を受けられて、授乳予定時間よりも早くに前啼泣されたり、普及モデルでの哺乳が10分を割るくらい迅速な段階になられたら、「母○相○室®」に切り替えられても遅くないと思いますよ。
真の意味での直母の《練習》はそこから始まると思います。
相談者さんにとってNICUのスタッフの対応は満足のいくものではないでしょうが、上記の理由と推察されますので、今は受け流したほうが精神衛生上イイと思います。
その代わり、いよいよな段階になれば、もうちょっと授乳介助に明るいスタッフにマンツーマンでご指導頂けるよう、今からこっそり師長さんにお声掛けさせていただいては如何でしょうか?

そこまで下剤を回避しなくても・・・

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妊婦さんは、妊娠によるホルモンの変動で腸の動きが鈍くなったりしがちなので、程度の差はあれ便秘傾向が続きやすくなります。
便秘が続くと、おなかが張って苦しくなったり、スッキリしない不快感が日毎に増してイライラしたり・・・嬉しいことは何一つありません。
そこで妊婦検診の際、その旨を主治医に伝えると、大抵は酸化マグネシウム(マグミット®やカマ®など)が処方されることになります。

勿論妊娠の有無に関係なく、便秘の際はまずは食事の調整が必要です。
例えば、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維をバランスよく充分に摂取することは大切です。
食物繊維だけではなく、水分摂取も不足しないように気をつけるのは申すまでもないですが・・・
それから、ウォーキングやヨガなど軽い運動をするとかも、有効です。

しかし、妊娠悪阻がスッキリしない時期には、調理することすら難しいでしょうし、栄養は二の次で食べられるものを口にするのが精一杯でしょうし、食物繊維にまで気が回らないのが現実でしょう。
しんどくて動けないとか、切迫流産で安静を命じられているのであれば、軽くであっても運動は無理ですよね。

産婦人科ドクターはその辺りまで見越して、酸化マグネシウムを処方される訳です。
しかしながら、「たかが便秘でお薬だなんて!」と、おなかの赤ちゃんへの影響を心配して、処方されたのに全く内服しようとされない方がいらっしゃるようで、如何なものかと案じます。
赤ちゃんへの影響ではなく、負けず嫌いな性格(じゃんけんで負けても真剣に悔しがるレベル)の方に至っては、ご自身が便秘に負けたような気がして許せなくて内服されないという方もいらっしゃるようです。
それらの方が、便秘で自然排便を待たれる場合、4~5日も!ということもあるそうです。
心配なのは、気合と根性でどうにかしようとする意識が勝つせいか、物凄い勢いで、息んで出されるそうです。

いけませんなぁ。
それってスーパーサイヤ人に変身するような勢いで気張るってことでしょう?
滅茶苦茶腹圧を掛けることになりますやん?
そんなことをしていたら、切迫早産の原因になるかもしれませんよ。
過度の腹圧を掛ける行為こそ、妊娠中はご法度なのですよ。
行き過ぎたお薬拒否は、おなかの赤ちゃんに負担を掛けることになるのです。
そんなに気張らなくてもスルッと出るくらいが丁度良いのです。
お薬が効き過ぎて下痢になったら困るから?
ん~、それが心配なら、少量から探り探りご自身のベスト(≒落としどころ)な内服スタイルを決めていけばいいじゃないですか!
便秘改善のための酸化マグネシウム内服に関しては、絶対に薬袋に書いてある通りの用法容量じゃなくてもいいのです。
ぶっちゃけ、目安的な意味合いが濃ゆいです。
ただ、過剰服用は考えものですから、「どこまでだったら増やしてもいいのか?」につきましては、事前に必ず主治医に確認してくださいね。

こういう場合、卒乳ってどうしたらいいの?(1歳10ヶ月)

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<ご相談内容>
はじめまして(o^-^o)
ただいま1歳10ヶ月になる息子とおっぱいライフを楽しんでいます。

実は先日、息子に知的能力障害(54)の診断がつきました。
病名は分からないままなのですが、こちらの話している内容は分かっていない事が多いようです。(叱っている事などはなんとなく分かっているようですが、「あれ見て」「それちょうだい」等は今のところ言葉にあった反応を見せてくれません。)

おっぱいに関してはとても執着があり、暇さえあれば私の服をずり下げ、離乳食を食べている最中でもちょっとご飯でお口がいっぱいになるとおっぱいで飲み込んで……という状態です(^-^;
1日昼間7~10回 夜間3~4回といったところでしょうか。。

そこで、私自身はまだもう少しはおっぱいライフを楽しんでいても良いかと思っているのですが、今後次の子を考えたり、万が一病気になったり等でおっぱいをやめようという日が来たとき、言い聞かせができるかどうかを心配しています。

言葉が分からない我が子。。。
毎日毎日話しかけていても成果が出ていない現状を見てきて、『言い聞かせ続ければ絶対に分かってくれる!』とは言えない気がしてきています。

こんな場合は、無理矢理断乳という形で決行するしかないのでしょうか(>_<)
言葉が分かるようになるまで(4歳5歳になってでも。。。)待った方が良いのでしょうか。。。(その頃までに分かるようになるとも断言はできないのですが…。)
無理矢理おっぱいから離すとパニック状態になる時もまれにあります。

正直今は2人目を考えるなんてできる状況ではないので、長く先を見ての悩みなのですが、SOLANINさんでしたらどうするか一人のお母さんとして、一意見としてくださると嬉しいと思っています。

お忙しいのに長々と相談してしまって申し訳ありませんが、お返事いただけるとありがたいです。

おっぱい中でも目が合うことはありませんが、たまに飲みながらほくそ笑む息子(笑)を見ながら勇気をもらっています。
<SOLANINの回答>
相談者さんのおっぱいライフは、1年10ヶ月になられるのですね。
その間山あり谷ありだったかとお察しします。

私は過日、1歳半健診で第1子が自閉症の診断を受けた方とお話する機会がありましたが、丁度その頃、お子さんの偏食が昂じて、まともに口にするのはバナナとおっぱいのみだったそうです。
それまで食べられていたものを徐々に受けつけなくなり、食べさせようとすると全てえずくので、どうにもならなかったそうです。
おっぱい卒業できないかな~と思っていたらそんな有様なので、止むを得ず受け入れたそうです。
ちなみに当時そのお子さんはバナナは1日平均7本は食べていたそうです。
毎日バナナ2房購入が欠かせなかったので、スーパーのレジの方から「もしかして、お猿さんを飼っていらっしゃるのですか?」と聞かれたこともあったし、「あ、バナナの奥さん!」と呼ばれたこともあったそうです。

ちなみに、そのお子さんのバナナブームが終焉を迎えたのは、3ヶ月後でした。
再び色々なものを食べられるように復旧されるようになられた暫く後に、本当に何の予告もなく、「おっぱい要らない!」という意思表示をされて、おっぱいライフはフィナーレになったそうです。
要らなくなった理由は、今もって不明だそうですが、そういうことも有り得るのです。

相談者さんのお坊ちゃんの場合、お母さんの話をどこまで理解できるかは、現時点ではあやふやなのでしょうが、今後少しずつ&ゆっくりではあっても、発達はされる筈ですから、時間はかかるのは織り込み済と心得て、今からボチボチ言い聞かせをされてもいいかと思います。
知的障害の有無にかかわらず、子どもには喜怒哀楽の感情があります。
無理やりおっぱいから離すとパニックになるのは、離されたくないからですよね?
どこまで分かってくれるかが分からないというモヤモヤ感はつきまとうでしょうが、今後は自分に都合の悪いことは、聞こえてないフリをすることも出てくると思います。(笑) そうなると言い聞かせの脈ありかな?
4歳になっても5歳になってもあげ続けることがお坊ちゃんのためになるかどうかは、正直言って分かりません。
ですが、バナナのお子さんのように、或る日突然あっけなくということもあるので、「今はもう暫くはおっぱいライフを楽しんでみるか?」位のスタンスで過ごされていいのではないでしょうか?
話変わりますが、1歳代以降の長期授乳で注意すべきは、月齢が進めば進むほど、乳歯も萌出するわけで、虫歯予防として仕上げ磨きは重要ですぞ!
そこはきちんと押さえましょう!

シリンジ哺乳時の注意点。

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搾母やミルクを補足する際、シリンジであげることはトレーニングになると何度か過去記事で説明していますが、新生児の口腔、舌の上中央に真っ直ぐ入れるのは言うまでもありませんが、入れる長さが全く足りない方がちょくちょくいらっしゃるようですね。

赤ちゃんがえずきそうで怖いかもしれませんが、示指の第1関節と第2関節の間くらいまで入れないと、真っ当な吸啜ができないのです。
特に舌の挺出が難しい場合は、「口唇と歯茎を超えたらいいのでは?その方が、お母さんの示指を捕えようとしてくれるのでは?」と、期待しがちですが、結果は逆です。
歯茎でお母さんの示指をガジガジ齧り倒して終了となります。
当然ですが、シリンジの中身は内筒を押さないと1滴も飲めません・・・
一体、何のために手間を掛けているのか?
新生児が上手に吸啜できるようになるためですよね?
乳頭混乱を来さないようにするためですよね?
効果的な吸啜刺激が得られないと、母乳分泌は増加しないですよ。
勇気が要るでしょうが、そこはきちんと押さえましょうね。

齧り癖が付くと、乳頸部に亀裂が入り易くなりますよ。
乳頭頂の亀裂も痛いですが、その何倍も痛いですよ。
これ以上痛い目に遭わないようにするためにも、吸啜トレーニングは正しく行いましょう。

 

 

ゆら×2しないと飲まない食が細いので心配。(もうすぐ1歳)

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<ご相談内容>
もうすぐ1才の息子がいます。
出生時3172グラム、10ヶ月検診時(生後317日目)8100グラムです。

生後2ヶ月ごろまで混合でしたが徐々にミルクをのまなくなり(哺乳瓶拒否?)、不安ながらも完母となりました。
生後3ヶ月前よりあそびのみが始まりました。
生後3ヶ月を過ぎたある日、お風呂後の授乳をいやがり泣いてのまない日があり、たまたまと思ったのですがその日から泣いているのに授乳しようとすると泣いていやがってのけぞることが多くなりました。
保健師さんや小児科に相談しても、機嫌が悪くないならそういう時期といわれましたが、体重もなかなか増えず、母乳相談室(桶谷)に相談にいきました。
『お腹が減ってないのでは?出ないおっぱいではないから2時間以上開けてみて』といわれそうしましたが、そうしてみても結局同じで、直母できなかったときに搾乳してスプーンで飲ませるように言われ、そうしました。
4ヶ月頃よりあまりなかなくなり、3時間授乳してました。
その時はすんなり飲むときはそのまま寝てしまうか、遊びのみであまりのまないかという感じでした。
自分なりに遊びのみの対応をとってきましたが立って横抱きでゆらゆらしながら授乳がいいようだったのでそうするようにしていましたが、6ヶ月頃から、それだけでは飲まず、ゆらゆらされて寝ないと(目を閉じる状態にならないと)飲まなくなりました。
それでも飲まないときは搾乳したのを追加してました。
離乳食は5ヶ月すぎから始め、はじめの頃は順調で、この子は飲むより食べる方が好きなのかなと思ってましたが3回食にしたころからあまり食べてくれなくなりました。
椅子からすぐに立ったり抜け出したりしてしまうのです。
バンボ、バウンサー、木の椅子、キャンピングチェアどれも抜け出し、立てないときなど泣き出すのです。抜け出してからは立ち食いスタイルや少し遊ばせてから食べしたりとしてますが、徐々に口に近づけてもプイッとそっぽを向かれます。
メニューにもよりますが摂取量は数口~多くて8割です。
手づかみメニューがいいかと思いおにぎりにしてり、ミニハンバーグにしたりおやきなども作ってみましたがことごとくダメでした。
あまり無理強いはしないよあにしているのですが、1歳から私は仕事復帰し、息子は義母に預けることになっています。
今は日中4時間おき、夜は3~4時間おきに授乳(夜もぐっすりなので寝込みを襲ってますが最近はねこみ授乳でもあまりのんでくれません。
飲ませようとして逆に覚醒してしまって寝せるのに時間がかかってりもします。)してますが、なにせ、腹へったアピールがないために、義母のところで、お腹を満たせるか心配しています。
私は朝食後授乳して行きたいですが食事に30分程度かかる上にゆらゆらしないと授乳できないため、飲ませていけないと思います。
搾乳やミルクを足してもらうべきなのか悩んでいます。
桶谷の先生はいくらなんでもお腹減れば食べるし、日中離れることで飲みたくなるかもしれないからといってはいますが、3時間おきであまりたべない、のまないで4時間空けてみてもおっぱいを飲みたがったり離乳食の食べがよくなる感じがしなかったので心配なのです。
離乳食をどのようにたべさせたらいいのか、食べない時の対応はどうしたらいいのでしょうか。
長文申し訳ありません。   
<SOLANINの回答>
時々、「君は飲食に興味が無いのか?」「生理的な(つまりは空腹)欲求は無いのか?」と、真剣に訊きたくなるお子さんに遭遇します。
相談者さんのたゆまぬ努力の甲斐があって、お坊ちゃんは順調に育っていらっしゃるようで何よりです。
ただ、授乳スタイルもゆらゆらしないと哺乳してくれない、寝込みを襲っても逆に覚醒してあ~~な結果になり、悩ましいですね。

実はウチの長男のT1も、何を与えても1歳半くらいまでは鳥の餌くらいしか食べず、立食パーティ専従班に所属しておりました。
お食事のお行儀は良くなかったです。
つかまり立ちの頃は、手掴みは片手で身体を支えることになるので転倒の危険が伴うため、スプーンで食べさせるスタイルをしていました。
どうなることかと心配でしたが、T1は自宅では一向に捗々しくない食事摂取量だったにもかかわらず、義母宅では徐々に食べてくれるようになりました。

1歳を過ぎると、恐らくアンヨもできるようになるでしょうし、運動エネルギーの消費量が一気に増えます。
相談者さんのお坊ちゃんは、おばあちゃんにおっぱいをねだっても無理だということは、これまでの経験で本能的に悟っていらっしゃるでしょうから、1日や2日では期待薄ですが、数日を経て、食べるようになられると思われます。
そういう意味では、SOLANINはO式のセンセイの仰ることに賛成の1票を投じます。

勿論、仕事復帰までに諄々と「おばあちゃん家で過ごすこと。」「おばあちゃん家ではご飯を食べること。」「お母さんはお仕事に出るから日中おっぱいは飲めなくなること。」「お家ではおっぱいが飲めること。」などを諭していきましょうね。

噛み癖が辛くて悩む。(1歳2ヶ月)

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<ご相談内容>
間もなく1歳2ヶ月になる娘がいます。
これまで完母でやってきました。
現在、授乳は夜寝る前と夜間に1回程度(少食なので起きなくても起こして飲ませています)、日中は眠たくなった時にしています。
3回食になってから授乳の回数が減りました。
最近授乳の最初から最後までおっぱいを噛みながら飲むので、とても困っています。
歯は前歯が上下2本づつ生えています。
時々強く噛むこともあり、悶絶することもあります。
以前に遊び飲みで噛んでニャッと笑う事はありましたが、それではないかなと思っています。鼻をつまんで「噛んだら痛いよ。やめて。噛んだらおっぱいないよ。」と言っても大泣きします。それを繰り返しながら授乳しました。

食生活に変化はないですし、新しい歯が生えてくるのかな?と思い、口の中をみてもそういった様子も見当たりませんでした。
寝かしつけに授乳が必要だし、自然に卒乳したいと思っています。
でも痛くて授乳が苦痛になっています。
何が原因でしょうか?お忙しい中かとは思いますが、返信お待ちしています。
<SOLANINの回答>
暫く前に何人か続けて同じような月齢で類似の相談を受けました。
噛み癖による痛みで悶絶。
授乳が苦痛、恐怖。

痛みは尋常じゃないですし、乳頸部や乳輪がえぐれるような激烈な傷を診ている者としては、本当に心が苦しくなります。

取り敢えずのケアはキ○パ○-○ッ○®の貼付が妥当でしょうが、根本的には噛むことを止めてもらわないとね。
新しい乳歯の萌出でもなく、乳房トラブルでもなく、ながら授乳に対する反撃でもなくであれば、何故噛むのか?
他に考えられることがあるとしたら、ううむ。
おっぱいに限らずなんでもかんでも噛む状態であれば、所謂「疳が強くなっている」ので、それを和らげてあげることが必要かもしれません。
具体的には小児鍼灸で治療を受けることを検討して頂くのが良いと思います。

そうではなく、おっぱいだけを噛む状態だとしたら?
相談者さんのお嬢ちゃんの場合、直にSOLANINがご相談を承ったお母さんと違うのは、哺乳の最初から最後まで噛むということ。
それはもしかしたら、「もうおっぱいは卒業しますよ。」のサインかもしれません。
他のお母さんのお子さんは、授乳の終わりがけや寝落ち前にガジっと噛むという状態でしたので、相談者さんとは状態が違います。

なかなか決断できないかもしれませんが、傷を治すために、昼間は授乳を取り止めましょう。
授乳はお母さんからは誘わない。
お嬢ちゃんがどうにもならないくらいせがんだらあげるのはいいですが、基本的に一口でも噛んだらそこで終了で、寝かしつけも別の方法でするのも一案です。
もしかしたら、おっぱいはさよならになるかもしれなせんが・・・


直母が出来ない口唇口蓋裂の赤ちゃんへの搾母。(2ヶ月)

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<ご相談内容>
初めまして。突然の相談おゆるしください。
2ヶ月ほど前に口唇口蓋裂の男の子を出産しました。妊娠中から分かっておりましたので、いろいろ検索しているうちにこちらに辿りつきまして、拝見させていただいておりました。
息子は直接母乳を飲む事ができませんので、産まれてからずっと搾乳したものを哺乳瓶で与えています。
私のおっぱいは少し前までは1日に8回の搾乳で、一回あたり120ml〜150mlほど出ておりましたが、体調を崩してからは少し量が減ったように思います。左右の分泌される量にも差ができてしまい、左は右の半分ほどの量しか出なくなってしまいました。
息子の手術がおわるまでは実家におりますので、母がいろいろ手伝ってくれています。4歳の娘もおりまして、東京に引っ越す予定もありますし、引越してからも今まで通り搾乳と授乳をこなす自信もなく、いろいろ考えているうちに母乳育児のモチベーションが下がってしまい、搾乳して与えることが辛くなってしまいました。
少しでも搾乳・授乳の負担を減らす方法は何かないでしょうか?ホッツ床をはめているからか、直接咥えさせてみても乳頭がすぐに口から出てきてしまいます。例えば乳頭保護器なんかを付けて咥えさせてみたら、飲めたりするのでしょうか?今の生活が辛いながらも、せっかく母乳が出ていますので、出なくなってしまうまでは息子に飲んでもらえたらと思っています。
長くなってしまいましたが、こんな私に何か一言いただけたら嬉しいです。
<SOANINの回答>
最近は妊娠中からおなかの赤ちゃんの様子や疑いのある病気がエコーで分かることが多くなりました。(勿論、分からないこともありますが、口唇裂・口蓋裂は分かることが多いです。)
お母さんへの告知は、赤ちゃんを受け入れていただくためにも必須ですから、出産までに産婦人科ドクターからお話をされます。

さて、相談者さんは、上の子さんがいらっしゃる中、家族の助けを借りながら、この2ヶ月搾母を継続されてきたのですね。
直母が困難な中、日々搾母を継続されてきたことに敬意を表します。
また、これから東京に転居されるとのこと、引っ越しがどんなに大変であろうかは経験者(実はSOLANINは結婚以来、最初の12年間で8回の転居歴があります。)としてお察しします。

口唇裂の手術の時期は、病院の方針や病状にもよりますが、体重で言えば5~6㎏ですから、満期産で2500g以上で生まれられたのであれば、2~3ヶ月頃になると思われるので、もうそろそろかもしれませんね。
見た目が全てではないですが、手術により見た目が劇的に変わるので、お気持ちも少し前向きになるかもしれませんね。

対して口蓋裂の手術は、1歳~1歳半頃とされています。
こと哺乳に関しては、治療として裂を小さくするためにもHots床の装着は重要ですね。
Hots床は型取りをしてのオーダーメイドでありながら、結構カパカパします。
そのせいで乳首を押し出してしまうのかもしれませんね。(装着しない訳には行かないので悩ましい限りですが・・・)
主治医に確認して頂く必要がありますが、Hots床を入れ歯安定剤で、ある程度固定してからだとパカパカしないから乳首を押し出しにくいと聞いたことが有ります。
もしかしたら、そういう工夫で、いくばくか直母ができるかもしれませんね。

搾母の負担は、想像に難くないです。
まずは、助産院かサロンでアロマトリートメントなどのマッサージをしてくれるところに行かれ、ケアを受けられるのがいいですね。
ついでに自分で出来るストレッチを教えて貰えたら、ある程度のセルフケアもできるから助かると思います。
疲れや心労が溜まってきていることは間違いないので、心身をほぐすことが必要ですよ。

次に、どんな方法で搾母をされているかを記載されていないので想像するしかないですが、例えばメ○ラ社のス○ィ○グマ○シ®のような、両乳いっぺんに搾ることが出来る電動の機種を選択されると、時間的負担・手首の負担・肩凝り・寄り目などがかなり軽減されると思います。
この記事でメ○ラ社の太鼓持ちをする気はありませんが、情報提供としてお伝えしますと、マ○シ®という機種は、従来の片乳ずつの電動機種よりも18%も多い量が搾れるそうです。
価格はかなり高め(2016年1月からスイスフランと円の相場変動のため値上げ)ですが、ここはケチらず、必要経費として、購入されることをお勧めします。
若しくは、NICUなんかに設置してあるシ○フ○ニ○®をレンタルされるのもいいかもしれませんね。

母乳育児のモチベーションが下がることは、お子さんにご病気が無くても、誰でもあることです。
決してご自身を責めないでください。
蔭ながら応援していますよ。

ギュンギュン吸われている感覚が無くなって来た!(1ヶ月)

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<ご相談内容>
SOLANINさん初めまして。
現在1ヶ月の乳児を育てているものです。
ほぼ完母でいけているのですが、最近左側の乳首を吸われている感覚が弱いような気がします。
もともと右側が陥没乳首で、はじめは保護器を使用していたのですが、半月ほどで形態が変化して保護器無しで授乳出来るようになりました。
スタートが出遅れたせいでか?右側より左側の方が張りや出が良いようです。
ここ最近、左側が以前のようにギュンギュン吸われている感覚がありません。授乳をし始めた頃のようにヒリヒリする痛みもなくなったので、乳首が慣れて来た時とかいうことなのでしょうか?
<SOLANINの回答>
こんな言い方をするのもナンですが、どうしても陥没乳首の場合、なかなか直母に移行するまでに赤ちゃんの泣きや搾母疲れで断念される方が少なくない中、相談者さんは保護器使用→直母に移行されてよかったですね。

さて、相談者さんの場合、元々直母が出来ていた左乳が利き乳のようですが、ヒリヒリする痛みが無くなったということは、赤ちゃんのお口が大きくなり、しっかり咥えられて吸啜できるようになったと思われます。
ギュンギュン吸われている感覚が無くなると心配になるでしょうが、おっぱいをゴックンゴックンと飲み干しているような感覚はあるのでは?
哺乳前後で、乳房が柔らかくなった・軽くなった・スッキリしたという感覚はありますよね?
赤ちゃんのおしっこの量や回数に変わりないですよね?
であれば、しっかり量が飲めているし、飲み方が下手っぴになったわけではないですから、ご指摘の通り吸われ慣れてきたということで、特段心配には及ばないと思われます。
軌道に乗り始めた母乳育児、楽しめるといいですね♪

以前より風呂あがりの一杯を多く所望するけど大丈夫?(1ヶ月半)

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<ご相談内容>
こちらのブログを最近みつけ、拝読させていただいております。
生後約40日になる新米ママなのですが、授乳ペースについてご相談させてください。
最近ある程度ペースがつかめてきて、授乳間隔は約2~3時間おきで、完母で授乳しています。大体、1日9~10回程度の授乳回数です。

しかし、ここ数日お風呂あがりにおっぱいをあげるのですが、やたらいつも以上にほしがります。今は、夜8時~9時の間にお風呂にいれてます。
いつもは、3分2クールで満足して、それ以上はほしがらないのですが、ここ数日は
きまって、お風呂あがりだけ、2クールで物足りず、さらに追加で2.5~3クールあげて
ようやくウトウトし始めます。

心配なのは、あげすぎではないのか?ということと、げっぷが下手なので、お腹がパンパンになり、後で苦しくて眠れず、起きてしまうことです。それでも、ほしがるように母乳をあげてもいいのでしょうか?我慢させたほうがいいですか?
体重増加は順調です。 生後37日で4096gで、約41g/日の増加です。

ご多忙なところ、大変恐縮ですが、ご回答お待ちしております。
よろしくお願いいたします。
<SOLANINの回答>
完母で順調に発育されていらっしゃるご様子、なによりですね。
新生児の時期を過ぎると、赤ちゃんは徐々にスタミナがついてこられます。
また、どんなに順調に発育されていたとしても、赤ちゃんは眠るのが苦手です。
自分で自分の眠さをコントロールできないので、むずがります。

きっと「眠るきっかけにもう少しおっぱいちょうだい!」になっているんでしょうね。ただ、心配なのは、げっぷが苦手でおなかが張って起きてしまうことなのですね。
そうなると、敢えて長め、例えば10分で1クールとかにしたら如何ですか?
哺乳時間を通常通りにしたら、きっと吸啜した気にならないし、眠るきっかけがつかめないとグズルだけじゃないかな?
後は、お雛巻きにして上半身起こし気味に寝かせていますか?
たらふく哺乳した後は、フラットな場所ではしんどくて眠れませんよ。
寝姿も大事ですよ。
お試しくださいね。

日本小児科学会は卒乳の推奨年齢を表明しているのか?

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<ご相談内容>
2012年に長男を出産後に最強母乳外来を見つけ、端から読みふけりつつ母乳育児の確立を頑張りました。
「早く情報を得なければ!」とソラニンさんは良い顔をしない、ながら授乳になってしまうことも多々ありました。
おかげさまで元気に育ち、今もおっぱいを飲んでいます。
実は今回、とてもショックなことがありました。
長男は生後8か月から保育園に通っていまて、現罪3歳1ヶ月です。
つい最近、下の子(双子・1歳1か月)も入園し、懇談会がありました。
その席で、主任から暗に断乳を勧める流れがあり、これ自体もショックだったので、終わった後、個人的に園長に対し、「今はユニセフも2歳までの授乳を勧めている、厚生労働省だって、離乳の完了は母乳やミルクを飲んでいないことを意味するものではないと言っていて、母子手帳にもちゃんと書いてある、何故断乳を押し付けるようなことをするのか?」と質問しました。
園長の答えは「自分はそもそも断乳派である」とのことで、一定の信念に基づいたものであるようでしたが、その内容に対し、私の経験に基づいた反対意見を述べ、その場は終わりました。
そして、今夜、たまたま長男と並んで横になって話していると、「E先生とK先生がおっぱい飲んじゃダメって怒った。けんかした」と。「恥ずかしい」「うんと珍しい」と言われたと。それで長男は「うるさい!」と言い返したらしいのです。
3歳1ヶ月の子の言うことなので、どこまで本当なのか、園側に確認してみるつもりでですが、作り話には聞こえませんでした。

2歳になった途端に二人の妹のお兄ちゃんになり寂しい思いもいっぱいしてきた長男。
いっぱい我慢してきました。
「おっぱいは赤ちゃんが寝てからね。」と言って、やっと2人寝かしつけたら、もう寝てしまっていて飲めないことなんかしょっちゅう。
妊娠中、授乳が苦痛に感じる時期には、「痛い」というと自分から離してくれる子でした。
それまでは自分から乳首を離したことなんて3回くらいしかなく、平気で50~70分も延々と吸ったりしていたのに。
今だって、赤ちゃんが優先、だから長男が飲むのは週に1、2回程度。
なのに、本当にそんなひどいことを言われたのなら、保育園を辞めることも考えようかと今は思っています。

前提が長くなってしまいましたが、今回お聞きしたいのは小児科の見解についてです。
あるサイト(
http://mamaiku.biz/kosodate-12-413)で、小児科学会が4歳までの授乳を推奨していると記載がありました。
が、小児科学会のサイトではちょっと見つけられませんでした。
そんなことがあるなら、最強母乳外来に書いてないはずがない、と思ったのですが、見つけられません。
ガセなのでしょうか。
保育園側に意見を出すとしたら、そのような資料があれば鬼に金棒だなと思ったので。

「○○(長男の名前)にもいろいろあるんだよ。だから、お母さんとパパは明日保育園に行ってお休みして。」なんて、穏やかに言う長男に本当にショックを受けました。
許せません。
他人の母子の授乳に関して口を挟むなんて、他人の夫婦の性交渉に関して口を出すようなものだと思います。
「○才なのにおっぱい飲んでるの?恥ずかしいー。」って、「○才なのに性交渉してるの?恥ずかしいー。」って言ってるくらい余計なお世話です。
栄養摂取だとか子作りだとかの目的がなくても、愛情確認の手段でしょう?

ソラニンさん相手にキレても仕方がないですが。
もしガセでないなら、記事化して頂けると嬉しいです。
<SOLANINの回答>
確かにインターネット上では、「日本小児科学会が4歳の卒乳を推奨している。」的なサイトが複数散見されますが、残念ながら恐らくこういう見解は聞いたことが無いので、ガセっぽいですね。

AAP(アメリカ小児科学会)では、2歳以上という線を出していますが、4歳というのは無いですね。
無いからダメってわけじゃないですが。
4歳という年齢で卒乳云々ということであれば、SOLANINが知り得る限り、WHO/ユニセフが世界の卒乳の平均は4.2歳というのがあり、日本母乳の会の書籍に記載されていた記憶がありますが、それでしょかねぇ?
それだと思います。
いつのまにか、WHO/ユニセフが、日本小児科学会に化けてしまったのでしょうね。
ガセっぽいけれど、記事化しちゃいました。(汗)

しかし・・・何なんでしょうね、その保育園の断乳推奨の方針って。
相談者さんの長男さんが、おっぱいを飲むことで、何か保育園サイドに甚大な迷惑をかけたわけじゃないでしょうし、どうしてそこまで断乳させることに赤の他人が躍起になられるのか理解不能ですね。
どんなにおっぱいが好きでも一生飲んでいる子はいません。
長男さんが、「おっぱいを止めたいのに、自分の力では止められないから、止めるために手助けしてくれ!」と懇願されたならいざ知らず、違いますからね。(怒)
そちらの園長先生をはじめ、保育士さんたちは、大昔の学生時代の旧態依然の断乳教育を受けられて以降、新しい教育を受けていらっしゃらないのかも・・・
若しくは、ご自身が断乳を実践されてきたから、体験に基づき強要されているのかも・・・
思いっきり大きなお世話ですけれどね。

それにしても長男さん、保育士さんに反論するなんて頼もしいじゃないですか!男気があるなぁ。
お会いしたいくらいです!

保育園を変更するのは、お仕事の絡み、通園距離、断乳以外の保育の方針で共感できる部分、お子さんのお友達関係もあるから現実的ではないですよ。
このまま在園でイイと思いますが、気ぃ悪いですね。
まぁ、ここは、華麗にスルーして、あっかんべぇでもしておきましょう!

期限切れ?にご用心!

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妊婦のみなさんは、妊娠初期に血液検査を受けられた際、「風疹の抗体価はありましたよ。」「麻疹の抗体価が無いから産後は予防接種をしましょう。」といったアドバイスを、産婦人科ドクターから受けられたかと思います。
意識も高くお持ちだと思います。
意外と盲点なのが、旦那さんも抗体価があるかどうか。
調べている方は、かなり少ないんじゃないかしら?
ご自身の抗体価が低いor無い。状態で、旦那さんも同様だったら、おなかの赤ちゃんへの感染リスクは相当高いから、要注意です。

時々、「旦那さんは長期の単身赴任で出会わないから、感染リスク的に大丈夫です。」とか、凄い理由で反論される妊婦さんがいらっしゃいますが、そういう方って、ご実家で寄宿されてたりするのよね。
それはそれで結構ですが、万一ご実家のお母さんに抗体が無かったら?
怖いですね。

実は過日SOLANINも、妊婦さん二するような抗体検査を受検したのです。
そうしたら、幼い頃に罹患した筈のおたふく風邪の抗体が消滅していたことが判明しました。
程度が軽かったからか?
それとも月日が流れ過ぎたからか?
原因は不明です。
私はもう、年齢的に出産は難しく、どちらかと言えば読者のみなさんのお母さんに近い年齢ですが、普段の業務の中で、妊婦さんと接触した際に、万一でもご迷惑をお掛けすることのないように、速攻で予防接種を致しました。
その他、いつになるやらさっぱり見当がつきませんが、来るべき日、つまり長男T1や次男T2のパートナー若しくは、長女H1が妊娠する時に、SOLANINが媒介者にならないように、対処するためでもあります。

妊娠が発覚したら、近しい身内の方にも妊婦さんのような抗体価を調べてもらわれることをお勧めします。
そして、SOLANINのような状態だったら、やはり速攻で予防接種をしていただきましょう!

公共交通機関を利用しての長距離の移動の際の下準備。

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SOLANINの勤務先では、里帰り出産をされたお母さんが毎月大体4~5人に1人はいらっしゃいます。
その里帰り出産されたお母さんからのよくある質問で、「はて、これはどうしたら?」というのが、公共交通機関を利用しての長距離の移動の際のおっぱいをどうしたらいいか?・・・です。
混合栄養のお母さんは、割り切ったようにに「移動中はミルクにします。」と、仰いますが、ご存知のようにミルクの消化時間は、飲ませ始めから次の飲ませ始めまで3時間以上空けなくてはなりませんから、早く欲しがったりむずがったりしたら、伝家の宝刀であるおっぱいの登場ですよ♪
それから、飛行機の場合、各社機内持ち込みの荷物に制限があるので、事前に確認しておきましょう。
完母のお母さんは、申すまでもないですが、おっぱいしかない訳です。
公共交通機関と申しても、赤ちゃん連れですから船舶や高速バスということは殆ど無く、大抵はとか電車(特急・新幹線を含む)飛行機とかで移動されるわけですが、早速その下準備をレクチャーしますね!

まずは、座席予約は必須です。
電車だったら、座席は進行方向先頭がいいかな。
その場所だったら、自分で旋回させない限り、見知らぬ方と対面にされる心配がありません。
座席のすぐ前は壁です。
プライバシーの保持がし易いし、立ってあやさなくてはならなくなっても、デッキまで最短距離で行けます。
隣席はご実家のお母さんor旦那さんなどのご身内のサポーター係が居てくれたら安心です。(お母さんおひとりで赤ちゃん抱っこして荷物を持ってというのは、特に最初は、どう考えても無理ですから止めてくださいよ!)

さて、移動中の直母は人目が気になりますから授乳ケープか大判ストールなどを入手しましょう。
プライバシーの保持と、赤ちゃんが集中して哺乳できるようにするためです。
1~2週間前から、使用する授乳ケープや大判ストールなど、移動当日に供するのと同じものを使って赤ちゃんに慣れて頂きましょう。
毎回の直母で使わなくてもいいですが、せめて2~3回/日は練習することを続けます。
当日いきなりな使用になると、赤ちゃんビックリしちゃいますからね。
赤ちゃんの身になって、移動のストレスが少なくなるよう、色々段取りやサポーター係との打ち合わせをしておきましょうね。

そうそう、気圧の変化に対するおっぱいでの耳抜きに関しては、過去記事をご参照くださいね。

どの医療者のフォローも受けずに過ごすのは・・・

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「おっぱいなんて赤ちゃんを産めば出るもの。」
「おっぱいが出たら赤ちゃんは咥えて飲むもの。」・・・そんな風に自分勝手に思い込んで、赤ちゃんのこともおっぱいのことも少しも学ぼうとせずにご出産されると、産後のギャップが大き過ぎて苦しむことになり易いです。

そういう方であってもおっぱいが上手くいくことはありますよ。
でもそれは、たまたま運が良かっただけ。
割合としては、やはり少ないです。

大抵は、お手入れ無しの乳首は硬くて伸びなくて傷つき易く、赤ちゃんが深く咥えられなくて、搾母を補足せざるを得ないことや、乳頭保護器を使うことになりがちです。
赤ちゃんの飲みムラが大きいから、発育ペースも安定し難いし、飲み残しが多くなっても、「乳房がスッキリしないが、こんなものだろう。」と軽視されるので、乳腺炎になり易いです。
ご本人のご意向とは裏腹に、結果として再三再四母乳外来やら助産院を受診することになります。
「また来なくちゃいけないんですか?」
「いつになったら、通わなくて済むのですか?」・・・と、被害者意識丸出しで喰ってかかるお母さんは、実はちょくちょくいらっしゃいます。
そんな状況になりながらも、赤ちゃんの発育ペースが振るわなくても案じることが無く、乳腺炎が辛いからおっぱいを止めたいと仰られ、非常に困惑します。
「じゃあ、断乳しますか?」と水を向けたら、「いや、おっぱいで行きたいです。」と返される。
もうちょっとこう、赤ちゃんをおっぱいで育てることへの覚悟というか心構えが足りないと思います。

例えば、SOLANINの勤務先の母乳外来では、距離的に通院が難しいようなら、「ご近所の助産院を紹介しますよ。」とか、金銭面での負担を仰るなら、「1回は保健センターの新生児訪問を間に挟んでということも可能ですよ。」と振ることもありますが、「それらすら受け入れられない。」とか「医療者にみてもらうことが精神的ストレスになる。」とか仰ると、最早お母さんが駄々を捏ねているとしか思えません。(怒)
退院後、どの医療者のフォローも受けずに過ごすことは、赤ちゃんにとってもお母さんにとっても本当は危険なこと。
どうか気づいてくださいね!
考え方を改めてくださいね!
お願いします。


ホントはしたくないけれど、断乳しなくちゃならないのかな?

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<ご相談内容>
母乳育児を初めてからSOLANINさんの記事に出会い、時々拝読させて頂いていました。
うちの1歳2ヶ月になる息子は、今でも元気いっぱいのおっぱい星人です!
欲しがるたびおっばいを出すと、手をたたきながら大喜びします(笑)
そんな息子が可愛くて仕方ないのですが、現在二人目を妊娠中、明日で4ヶ月になります。
8週の頃から茶色の出血が時々あり、今も続いているのですが、最近では授乳中に張りも感じるようになりました。
まだ続けたい気持ちはあるけど、そろそろ言い聞かせて終わりも考えなきゃいけないかなと主人とも話していたところでした。
断乳…本当はしたくないけど、息子には我慢してもらわないといけないですかね…。
今月から保育園に行きはじめ頑張っている息子なので、私としても心が痛いです。
<SOLANINの回答>
1歳2ヶ月のおっぱい星人さんのお母さん、はじめまして。
茶色とはいえ出血に加え、おなかの張りを感じるようになられたのですね。
ご心配いかばかりかとお察しします。

一点ご確認させて頂きたいのは、妊娠初期からの茶色の出血の原因については、主治医である産婦人科ドクターは何と仰っていますか?
持続的な出血であれば、切迫流産ということで、場合によっては入院加療という必要性もあったのでしょうが、週数的にそれを過ぎたということは、断続的だったのですよね?
例えば茶色の出血に関しては、絨毛膜下血腫とか、診断名はついているのでしょうか?
内診の刺激や性生活の刺激でも、少量の出血は起こり得るものですが、それは関係無さそうですか?
それから、妊婦検診の際には、内診室で子宮頸管長は測定されてもらわれていますよね?
それは問題ないですか?
あと、これまでに子宮頸管無力症とかの診断名は付けられていらっしゃらないですよね?

おなかの張りが授乳中に感じられるようになったのは気懸りですが、毎回ですか?
たまたまだったら、あまり心配しなくても・・・と思われます。
今はまだオキシトシンのレセプターが出てくる時期ではないですし、これからは胎盤が形成してくるから、所謂安定期に差し掛かりますし。

回数を減らして、差し出さず拒まず程度にとどめ、出来るだけ短時間になるような配慮をされたらor何となくなフェードアウト(←妊娠中は泌乳量が減少するし、味が変わるので、おっぱいそのものが好きなおっぱい星人の場合は、何となく離れていくことがあります・・・)に持ち込められれ
ば、差し障りは無いと思います。
それよりもSOLANINが気になるのは、経産婦さんにありがちな、お坊ちゃんにせがまれて長時間抱っこすることが増えていませんか?
その他、便秘でフン張り過ぎたり、勤務先で重たいものを人力で運ばされたりといった、おなかに力が入るようなことをされている方が、授乳を止められたとしても切迫早産のリスクは余程高いですよ。
おなかの赤ちゃんが心配過ぎて言い聞かせで卒乳をというのであれば、それもアリですよ。
その場合は、過去記事をご参照くださいね。
勿論、意地になって授乳継続しなくちゃならないものではありませんから、相談者さんの体調やお気持ちとお坊ちゃんのお気持ちに折り合いが付くことが一番ですよ。

補足の乳首をどうするか?

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<ご相談内容>
SOLANINさん、こんばんは。
先日もコメントを残させていただいた、みきと申します。
もうすぐ2ヶ月の娘がおり、産後、おっぱいがうまく出ない所からこちらに辿り着きました。慣れない育児の合間に少しずつ過去の記事から読ませていただいています。今、思うのはもっと早くにこちらを知っていればという事です。

私は入院中、ずっとおっぱいが出ず、おっぱいの出るハーブティーを飲んだり、身体を常に温めたり、和食中心の食事にしたりしながら混合で何とかやってきましたが、ここ最近、更におっぱいが出なくなり、それでも娘は頑張って吸ってくれてはいますが、とうとう娘の体重増加が1週間で24gとなってしまい、哺乳量は左が0、右が26でした。

掛かった助産院の助産師さんにはミルクを120cc、1日5回か6回足してと言われ、娘をおっぱい星人にすることが憧れで夢の私は、遠ざかる夢に泣きました。乳頭混乱になり、現在、母◯相◯室のちくびを使っているのですが、60cc飲ませるのに20分掛かっており、120ccは疲れて全く飲めていません。

そこで質問なのですが、SOLANINさんの経験からこんなにミルクよりな混合でも完母までいけますか?仮に混合でもおっぱい星人に育つ可能性はあるのでしょうか?

それとも娘の発育を考え、乳頭混乱になること覚悟でちくびを母◯実◯に戻し、母乳は諦めるしかないのでしょうか。
頻回授乳もし、娘も頑張ってくれてたのに、母親失格のようで涙が止まりません。
何かご助言頂けましたら幸いです。
<SOLANINの回答>
精一杯頑張っていらっしゃるのに、おっぱいの分泌量が増えないと、また、お嬢ちゃんの発育ペースがガクンと下がると、本当に辛いですね。

何処を優先するかについては意見が分かれるかもしれませんが、個人的にはお嬢ちゃんの発育を優先してあげてほしいです。
あっ、いや何もお嬢ちゃんを激太りさせようなんて意図はございませんよ。
ある程度というか、月齢相当の発育ペースを維持しないと、ゆくゆくはパーセンタイルグラフ下限を割り込むことになり兼ねないですし、それは避けたいですものね。

上手に哺乳できることを優先するなら「母○相○室®」がイイと思いますが、使いこなせない(≒常識的な時間内では必要な哺乳量が確保できない)のであれば、「母○実○®」か?となりますが、乳頭混乱は避けたいですよね。
もしも相談者さんのお嬢ちゃんが、深い咥え方が可能(=テクニック自体は問題ない)で、スタミナ・パワーが不足しているのであれば、「母○相○室®」の穴を竹串か楊枝などで突いて、ちょっとだけ大きくしてはどうでしょう?
当ブログには、事情があり完ミにせざるを得ないのに、元々の哺乳力が強い大きめのお坊ちゃんに更に早飲みをさせるためにおばあちゃんがやりよった暴挙の例として、「こういうことはしないように!」と警告する意味の過去記事がありますが、今回は事情が違います。
ある程度体重増加しないと、哺乳力が伸びないタイプの赤ちゃんはいらっしゃいます。
相談者さんのお嬢ちゃんには、現在の母乳分泌から逆算しても発育を維持するにはミルク補足が必要です。
イレギュラーな方法ですが、それが妥当ではないかと思います。
頻回授乳を励行されているのに母乳分泌が低下しているとしたら、お嬢ちゃんの吸啜刺激が弱いためのような気がします。

混合栄養のお母さんがリラクテーションされた例は過去記事をご精読いただけましたら、結構あると思います。
もちろん、リラクテーション出来たらそれに越したことはないのでしょうが、仮にずっと混合栄養で1歳を迎えることになったとしても、おっぱいはあげるだけで値打ちがあるのですよ。
相談者さんのお嬢ちゃんがおっぱいに吸いつくことを拒否るならどうにもなりませんが、ミルクとは別腹で吸いついてくれるなら、それはお嬢ちゃんの需めに応じてあげているのですから、SOLANINとしましては、立派に母乳育児をされていると思いますよ。
母親失格だなんて㌧でもないっ!
おっぱいは、抱っこして目を見て、慈しみながらあげることが大事なのですよ。

小さな女の子。吸う力が弱くて眠ってばかり。(2週間健診にて)

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<ご相談内容>
はじめまして。
現在生後15日目、第三子母乳育児中です。
上2人は男児で、初めての女の子です。
3人とも予定日より早く生まれており、上から2840g、2790g、2574g です。
上2人は問題なく母乳が出て、出過ぎて搾乳して破棄するぐらいあったのですが、今回は小さく生まれて女の子のためか 吸う力が弱く かつ 寝てばかりで、うまく授乳できません。
産院では退院する際、「搾乳して哺乳瓶で補足で飲ませて」と言われたのですが、乳頭混乱が怖くてあまり積極的には哺乳瓶で補足でやらず、直母による頻回授乳を心がけ、2-3時間おきに起こして授乳をしていたつもりでした。
おしっことうんちも回数的には問題なく出ていて、「大丈夫だろう」と安心をしていたら、今日の2週間健診で体重を測ると、なんと、2630gしかありませんでした。
乳房は最初に1週間はパンパンに張っていたのですが、体重が増えてないことから、おそらく全然飲めていなかったのでしょう。
分泌量が明らかに減っていて、両方合わせて50cc搾乳するのがやっとです。
このような経験は3度目の出産で初めてで、このまま母乳の分泌が止まってしまうのではないか?ととても不安で、ただただ涙が出ます。
一応3時間空けばおっぱいは張ります。しかし、たくさん出ません。
慌てて授乳後に搾乳するようにしましたが、もう量的には回復しないでしょうか?不安です。
本当に不安です。
「あまり考えると出なくなるよ。」 と、助産師さんに言われましたが、もうこのことばかり頭から離れません。
<SOLANINの回答>
あ~、ひとつ前の助産の同窓会でSOLANINの同期が、相談者さんと同じような境遇に陥ったとことを話していたのを思い出しました。

ただ、本当にお嬢ちゃんが発育不良になってしまっているかどうかは、正直言ってこの情報からだけではさっぱりわかりません。
過去記事にも書いております通り、体重増加の評価をするにあたり、最低限必要な退院時の体重が記載されていないからです。
生後何日目に退院されたのかが不明です。
そうそう、読者のみなさん!
退院日って、病産院によって、随分違いがあるのをご存知でしたか?
そして更に、2週間健診が生後何日目だったのかが記載されていない。
これまた、生後14日目い受けられるとは限らないですからね。
そういう訳ですから、体重増加度が出せないので、どの程度の発育ペースなのか不明ですから、答えようがないのです。
SOLANIN
に答を導き出させるには、もっと詳細な情報提供をして頂かないと・・・

ただ、2574gで生まれられたお嬢ちゃんが、生後何日目かは存じませんが、2週間健診で2630gになってらしたのですよね?
生下時体重は超えていることは間違いない。
ってことは、そこだけ見れば、まずまずの発育ペースのようです。(くどいようですが、情報不足なので、正確な評価ではないかもしれませんが・・・)

それから母乳分泌についてですが、特に心配には及ばないと思いますよ。
相談者さんが搾乳量や乳房緊満に関して焦ったり、今後の分泌の増加を早々と諦めたりする理由が、SOLANINにはさっぱり分かりません。(汗)
特に懸念されるような所見ではないからです。
涙を拭いて、深呼吸して落ち着いて!
同じ父母から生まれても、赤ちゃんはひとりひとり違います。
おっぱいの飲み方が違っても当然。
たまたま相談者さんのお家では、1人目さんと2人目さんが似たようなおっぱいの飲み方であっただけ。
もしもおっぱいの飲み方が違っていることが、母乳育児をする上で不首尾に思えたら、お母さんが対応を変えれば済むことです。
不安であれば、再診されフォローを受けられては如何でしょうか?
それであっさり問題解決するような予感が致しますよ。

こんな状態で完母に移行できますか?(生後1ヶ月)

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<ご相談内容>
突然すみません。
もし、万が一、相談にのっていただけるようなら、お願いします。
本当にすみません。
相談したい内容は、今現在のミルクの補足は正しいのか、なくすことができるのか、です。
生後38日の娘がいる母です。
40週2日目での出産です。
出生体重3554g 頭囲33.5cm

1日目3362g 2日目3404g 3日目3408g 4日目3468g 5日目3469g(退院)

生後1日目で高ビリルビン血症疑いで光線治療を2日間受けています。
私の無知のせいで、母乳育児推奨ですって言われていたのですが、蓋を開けると、ミルク補足前提の病院でした。
生後2日目まで母子別室
夜間の授乳なし。
授乳は3時間ごと、母乳量をはかり、出生日付×10ml+10mlに満たない分をミルク補足でした。
時間までの間、途中で泣いて泣き止まないと、10~20ml程度のミルクをやっていたようです。
母乳量は、ヒト桁、退院時にやっと15~20gといったところでした。

退院時に助産師さんの指導があり、母乳にしていきたいことを相談しましたが、
母乳をやって、ミルク補足を今と同じくらいやって3時間以内に泣き出すようなら足して、3時間以上寝るなら減らしてみたらいいんじゃないかとのことでした。

生後13日目3680g(直母量60g朝10時頃)
この日までミルク補足を1日平均274ml
およそ3時間ごと授乳の後(直母は1日8~9回)に足していました。
60mlくらい作って娘が嫌そうにしたらやめるという感じでした。

生後16日目3820g(直母量75g)
この日までミルク補足1日平均240ml。1日8回、10~70mlの間で補足してました。
16日目以降は1日220ml程度の補足。 1回につき20~40mlの補足です。(40が多目)

生後19日目4000g(直母量55g)
19日目以降は1日160ml補足。 1回につき20~40mlの補足です。(20が多目)

生後26日目4350g(直母量80g)
26日目以降は100ml前後の補足。 夕方や午後に40~50ずつくらい2回の補足です

1ヶ月健診
生後31日目
体重4560g 頭囲35.5cm

ここ何日かスケールで直母の計測ができるようになったのですが
夜間帯だと70~90ml哺乳できているようなのですが(2時間半から3時間おきです)日中が20~60mlとかなりむらがあります。
(特に夕方が20~30mlです。1時間半くらい間隔があいています)
日中は常に口がパクパク、舌がペロペロ、機嫌が良くなかったり、泣いていることばかりです。

その都度、乳をくわえさせていますが、出ていないようで唸りながら乳首を出し入れしたり、泣いたりします。
また、娘が乳を飲んでいる最中に口からチッチッチというような空気の入る音?のようなものもします。
こういったことは完母の方なら通常なのでしょうか?
それとも、きちんと病院を見極める目をもっていなかった私のせいで、母乳がきちんと出るようにならなかったのでしょうか?

助産院の方に相談もしたのですが、ミルク補足はママが辛くならないようにしたらいいとのことで、減量はできているんですが...。
どこを信じていいのかわからなくなってしまっています。

体重は1ヶ月健診のときも32gずつ増えてて順調と言われましたし、娘もふくふくとしているんですが、こんなに1日の母乳量にムラがあって完母になることはできるものですか?
<SOLANINの回答>
母乳推奨と称する病産院・・・でもなんちゃって以下というか、ほぼ混合栄養推奨病産院だったのですね。(涙)
生後間もない頃に黄疸が強く出て治療を受けたのは、さぞご心配だったと思います。
治療を受けねばならない程の黄疸であれば、ミルク補足も止む無しです。
でもしれは医学的適応ですね。
何も気に病むことはありません。
むしろ、そのような悪条件下で、よくぞここまで頑張ってこられましたね!

5日目から13日目までの体重増加度が26.4g/日。補足274ml/日。
13日目から16日目までの体重増加度が46.7g/日。補足240ml/日。
16日目から19日目までの体重増加度が60.0g/日。補足220ml/日。
19日目から26日目までの体重増加度が50.0g/日。補足160ml/日。
26日目から31日目までの体重増加度が42.0g/日。補足100ml前後/日。
退院時から1ヶ月健診までの平均の体重増加度が、42.0g/日。

母乳分泌の日内変動は、なんら異常ではなく、深夜帯のプロラクチン濃度が高いから、分泌量も哺乳量も多めになるのは自然の摂理。
入院中に母乳の立ち上がりが遅れた要因は、夜中の授乳をスキップして飛ばしていたからです。
夕方スケールで測定して20gで、1時間半であげて、赤ちゃんがパクパクペロペロしたら、ひもじいのかなって心配になりますが、1日トータルでこまめにあげたら、発育に必要な哺乳量を賄えるので問題ありません。
そのあたりはやはり、過去記事をご精読くださいね!

チッチッの音はボトルマウスになりかかっているから。
浅飲みかもしれません。
意識して深く咥えさせましょう!

で、相談者さんの場合、補足はいつ止めても大丈夫なレベルです。
ただし、1日10回以上の頻回授乳はしてくださいね。
赤ちゃんのおしっこやうんちの出方、機嫌や睡眠に特に変わりなければ、心配無用。
スケールはやがて返却されるでしょうが、以後は月イチくらいで、体重チェックされたら、「万一発育不良になったら?対処が後手に回ったらどうしよう?」の懸念も解消されると思われます。
さぁ、肩の力抜いてリラックスしましょ!
副交感神経優位になると、おっぱいダダ~っと出てきますよ♪

こんな状態で完母に移行したらダメなの?

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<ご相談内容>
※この内容は、すぐ前(2016.06.19)の記事の追記です。
ここ2週間くらいの授乳頻度は10~12回で、少ない日で9回、もっとも多い日で16回です。

個人で開業してらっしゃる助産院で指導を受けています。
が、授乳頻度が多すぎると言われ8~10回の間に納めるように言われています。
それで保たないところにミルク補足です。

哺乳瓶は母乳実感を勧められ、1週間前まで利用していました。
今は母乳相談室がいいと見てそちらにしています。

授乳頻度を下げるよう言われた理由については
■浅飲みしているので乳首を痛めるため。
→これは子どもの成長ととともに改善されるから待つしかない。今は口が小さい。
■ひいては、乳口炎になるため
■母親が疲れてしまうため
■1時間や1時間半では母乳は作られないため
■今頻回授乳を行うと3ヶ月以降遊びのみが始まると乳腺炎の原因となるため

ミルク補足の理由が
■リフレッシュしたいときに預けて出掛けられるため
■2時間~3時間ほどは間隔をあけるため
■今体重増加が順調なのは、回数で稼いでいるため、1回量が増えるようにならないといけない

今完母にむけてせっかく順調にきているので、乳首を痛めて直母できなくなると分泌が下がって意味がなくなってしまう。
というようなことを言われています。

私の乳首が両方、色が薄くなり、乳頭部が赤く腫れ気味なことが原因のようです。

あと気になることとしては、娘の上唇の真ん中に吸いダコみたいな白いものがいつもあります。
抱きかたは授乳クッションを利用しフットボールと横抱きをするように言われています。

私と娘のような組み合わせだとそういった指導をされることがあるのでしょうか?
できれば私は完全に母乳にしたいのですが、それは時期尚早と言われるので、なんとなく釈然としません。
でも乳首が痛いのは事実ですので、娘の成長を待たなければ解決しないのか?とも思います。

長々と申し訳ありませんでした。

時間があるときに、少しずつ記事を読ませていただいています。
すごく沢山あるので、全然追い付かないですが
もっと早くにきちんと調べて、乳のケアや産院選びなどもできればよかったと思っています...。
<SOLANINの回答>
一部の助産師、特にO式のセンセイは、頻回授乳には否定的です。
大体8回/日で宜しいと仰います。
乳首が痛くなったり赤くなるのは、「母○実○®」慣れしてボトルマウスっていうか浅飲みだからです。
でも、相談者さんの赤ちゃんは、体重的にも4800g目前ですし、「母○相○室®」に切り替えられ、今後の哺乳技術の向上は充分に期待できます。
浅い咥え方になりさえしなければ&片乳を長飲みさえしなければ、そうそ簡単に乳口炎にはなりませんよ。(汗)
お食事だって気をつけていらっしゃるのでしょう?

ミルク補足の理由として挙げられていることに関しては、何となく「そうなのか!」と、呟きそうになりますが、これでは丸っきり相談者さんがご出産された混合栄養推進病産院と変わらないスタンスではありませんか?

逆に訊きたいですが、お母さんのリフレッシュって、混合栄養でないと不可能なのですか?
また、回数で稼いで赤ちゃんの体重増加を図ることの、いけない理由って何ですか?
1時間や1時間半では母乳は作られないなら、消化時間が早くて欲しがってもずっと我慢させて、赤ちゃんが空腹で泣いたら抱っこしてあやして時間稼ぎせよってことですか?
無理して母乳を乳房内に溜め込むと、FIL(乳汁分泌抑制因子)が増加して、やがて分泌低下を来しますが、それについての説明は・・・されていませんよね?
何だか、教条主義的で、そういう指導をされちゃうと、一体誰のための母乳育児なのか分からなくなっちゃいますよね?

相談者さんは、その助産師のお世話になっていらっしゃるので、なかなか反旗を翻すような振る舞いは抵抗あるかもしれませんが、太古の昔から今に至るまで、母乳育児の主体は母と子です。
つまり、この場合、相談者さんと赤ちゃんですね。
相談者さんは、お世話になっている助産師のために母乳育児をしているわけじゃないですよね?
転ばぬ先の杖(≒トラブル予防策)も大事ですが、困った時にサポートするのが助産師の役目だとSOLANINは心得ています。
勇気を出して、完母へ舵を切ってみませんか?
「はじめの一歩」を踏み出してみませんか?

過去記事が多過ぎて、ひゃあ~って感じでしょうが、その中には、現段階で完母に移行したらリスク(?)になると指摘されていることへの対処法がいっぱい書かれていますよ。

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